スライド

setGroupColorFor()メソッドによるラベルの色の変更機能は、機能としては地味なものですが、Navigator/Firebirdをタブブラウザとして利用する上でのユーザビリティの向上に大きく役立ちます。

元々、tabbrowserウィジェットのタブはそれぞれが完全に独立しています。これは、複数のページを平行して閲覧するのには問題ありませんが、「複数のページからさらに複数のページを開いて、平行して閲覧する」のには不便です。例えば、二つのサイトのトップページを開いたそれぞれのタブから各サイトのコンテンツをタブで開いていった場合など、どのタブがどのタブを起点に開かれたものかは、並んだタブを一瞥してもすぐには分かりません。タブの数が増えてラベル名がほとんど表示されていない状態なら、なおさらです。

タブブラウザ拡張は、ページ中のリンクなどから開かれたタブを自動でグループ化し、ラベルに色を付けます。これによって、文字よりもずっと一覧性の高い「色」でのナビゲーション、ユーザビリティの向上を実現します。(色覚障害のある方や、そもそも全盲の方にとっては無意味ですが……)