P-0014 金属光沢の基本

金のネックレスを塗るとき、何色を使いますか？　金色？　しかし、コンピュータ上にそんな色はありません。もちろん、銀色も。

普通は黄色やオレンジ色で代用するところですが、ここで複数の色を組み合わせて「金属光沢」を表現することで、絵がグッと引き締まり、キレイに見えます。

こういうロボットもののメカニック部分にも多用していますが、金属光沢の基本は明部と暗部を隣り合わせに置く――コントラストを強くすることでしょう。手順としては、

ベースの色を塗って、陰になる方に一段階濃い色を塗り、光と反対方向を薄くして、同様の手順で、逆向きにハイライトを重ねる

……というのが基本になります。最も明るい部分と最も暗い部分が隣り合うようにするのがポイントです。

これは曲面や球面、金属以外の素材にも応用できます。練習して、是非モノにしましょう。