この二つの画像を見比べてください。右の方が、輪郭などがぼやけていて、少ししっとりした感じになっていると思います。
右の画像は、元の画像を複製してガウスぼかしをかけ、レイヤの濃度を調整して上から重ねたものです
ぼかしの強度と重ねるときのレイヤの濃度で、仕上がり具合が変わってきます(ここでは半径5ピクセルでぼかして、20%で重ねています)。レイヤの描画モード(合成方法)には「通常」を指定してあります。「乗算」や「スクリーン」などにすると、また違った効果が得られます。
ちなみにこの技法は、こみっくパーティーのイベント CG (雨のシーンほか)などでも実際に使われています。
この技を使うと、手軽でありながらなかなか綺麗な効果を得ることができるのですが、あまりこの技に頼りすぎると本来の画力を覆い隠すための単なるフィルターになってしまいかねません。使い所を見極め、単なるごまかしとして使わないように心がけましょう。