イラスト制作で一番大切なのは機材(環境)ではなく「経験」ですが、手を出し始めたばかりの場合、何をどうすればいいのかわからないのは当然です。
そこで役に立つのが、「 CG 講座」というコンテンツ。オリイ氏の「 CG 講座リンク集」などで数多く紹介されている「 CG 講座」「制作手順」等を辿っていれば、他の人の「絵の作り方」をのぞき見ることができ、自然と「 CG の作り方」というものが見えてきます。他人の技を盗む。これが、イラストの基本です。そこで僕も、他人様のお役に立てるかどうか分かりませんが、自分のCG制作手順を紹介させていただくことにしました。
イラスト制作の方法に「決まった道」はないし、ここで紹介する制作手順も絶対ではありません。これはあくまで、「僕の場合」です。いろんな人のやり方を見て、自分に合ったエッセンスを取り入れていきましょう。
※オフラインでじっくり見たいという方がい……るのかどうかは疑問ですが、関連項目とひとまとめにしたアーカイブを作ってみました。ダウンロードして解凍した後、 p0000.html を開いてください。
2004年版の「CG講座」もありますので、お好みでどうぞ。
当方の制作環境です。
僕のマシン環境は上記の通りです。アイテム一覧にタブレットがありますが、これは一通り終わってから背景を描く段になって買ったものなので、この作品の人物部分には使っていません。
使用ツールは FanfarePhotographer となっていますが、実際に使用している機能は廉価版のHYPER KiD と大差ありません。 Pixia や PaintShopPro などでも大体似たような感じで作業できるはずです(まったく同じツールでなくても、応用できる共通のノウハウは多いです)。
別に、 Photoshop のような高級ツールがなくても、実売1万円前後の低価格帯ツールでもお絵描きはできます。残ったお金で他の機材を揃えた方が、ツールだけにお金をかけるよりはなんぼかマシでしょう。実際、 Photoshop 1本を買うよりも、同じ予算で HYPER KiD とスキャナとタブレットとメモリを買う方が、お絵描き環境としてはずっとイイと思います。
なお、制作する作品の方向性は、えろげ塗りを使った女子イラストです。えろげ塗りはアニメ塗りにも通じていますし、一連の技術は女子絵でなくても幅広く使えますから、「技法の一つ」として捉えて頂ければ幸いです。